PENTAX

smc PENTAX-D FA MACRO 50mmF2.8

50mm マクロレンズ

da35mm

お散歩レンズとして購入した1本です。
マクロレンズがお散歩レンズ?
と思われる方もおられるかもしれませんが、純粋に1倍のマクロとして使うのであれば、たぶん、純正の100mm MACROとか、TAMRONの90mm MACROの方が使いやすいと思います。
それは、ワーキングディスタンスの差で、1倍(等倍)で撮るつもりであれば、このレンズの場合約4~5cmまで近付かないと撮れないのに対し、純正の100mm MACROだと約13cmの距離を確保できます。
時々、マクロレンズ=どこまでも寄れるレンズと考えている方がおられますが、必ずしもそういう訳ではないですね。
確かに、寄れることはマクロレンズの醍醐味のひとつなんでしょうが、目的を考えると、必ずしも寄れることがマクロレンズの目的ではないはずだと思ってます。
撮りたいと思っている被写体を、実物と同じ大きさで写したい。だから、等倍のマクロレンズを使う。
そういうことですよね。
なので、その為にはワーキングディスタンスの取れる純正100㎜とか、タム9の方が使い勝手も良いかと。

さて、僕がこのレンズを選んだ目的ですが、最初に書いた通り「お散歩レンズ」として使いたかったから。
気軽に持ち出して、目に留まったものをバシャバシャと撮りまくる。
そんな状況を想定してます。
で、気軽に持ち出す焦点距離ってなんだろ?と考えた場合、僕の感覚では、標準ズームでもなく35㎜でもなくて単焦点の50㎜なんですよね。
あれ?これって面白い!と感じたものを目で見ている時って、だいたいAPS-Cのレンズで言えば50㎜で覗いた感覚に近いんですよ。僕の場合。
なので、50㎜となるわけですが、そこにマクロを持ってきている理由は、途中で気持ちが萎えないため。
なんのこっちゃ。ですよねw
これ面白いと感じるものを見つけたら、とりあえず撮るわけですが、一枚だけ撮るわけでは無く、いろんな角度から何枚か撮るわけです。
近付いたり離れたり、上から撮ったり下から撮ったり、そうすると途中でピントが合わなくなってファインダーの中で緑のマークが点滅して、レンズがジィィィ。ジィィィ。ガコガコ。と行ったり来たり。
すると、えぇ~いい感じだったのになんだよぉ(-"-)となってしまうわけです。
要するに、あんた近づき過ぎですよ。ってカメラが文句を言っているってことなんですが、そんな場合でも、マクロであれば、ストレスなく撮り続けることができますよね。
僕が、お散歩レンズでマクロを選ぶのはその為です。
特に、このレンズのワーキングディスタンスは約4~5cmですが、お散歩撮影であれば、等倍での撮影をするつもりも無いので、そこまで近付くこともないわけです。
といっても、そこはマクロ。その気になれば、等倍の写真だって撮ることが出来る。
つまりは、どこまでも近付くことの出来る万能レンズ。そんなイメージですかね。
それと、マクロレンズであれば、特性上、どの範囲でも大体シャープに写してくれますから。

なので、僕の場合は、このレンズで純粋にマクロ撮影をするのでは無くて、気軽に写真を撮るのに最適な1本を選んだら、このレンズに行き着いたってことです。
お散歩レンズの意味、わかっていただけました?

さて、写りについてですが、このレンズは開放から安定しており、収差や周辺での光量落ちも若干有るか無いかで、殆ど気にならない範囲です。
マクロ域から遠景までしっかりと解像してくれるので、普段使いの50㎜としても間違いのない画を吐き出してくれますが、感覚的には、カッチリとした硬い感じでは無くて、表現が難しいですが、優しい線と言った方がしっくりとくると思います。
色合いも、コントラストがさほど高くないナチュラルな感じです。
こちらの方も、落ち着いた雰囲気と言えばいいのかな。

元々、僕は、カッチリとした線を好み、コントラスト高めの傾向があったので、もしかすると物足りなく感じるかも、なんて考えていたのですが、全くそんな心配は不要でした。
下の写真を見てもらえばわかりますが、癖の無い綺麗な画を吐き出してくれていると思います。
ちなみに、下の写真はLightroomでRAWファイルを現像してますが、殆ど手を加えずにそのまま掲載したものとなります。これだったら、Jpegで撮ってそのままの方が楽で良かったかも。
印象ですが、他のレンズで撮った写真と比べると、グリーンが柔らかな表現になってると思います。
鮮やかで濃い色の緑では無く、本当に優しい緑。そんな感じですかね。
線の柔らかさと相まって、余計にそう感じるのかもしません。

次に、AFですが、マクロレンズなので駆動範囲が広く、作動時のジッジッという音が少し耳につきます。
と言っても、通常で使う場合を考えると、K-3のモーターとの組み合わせでは動作が速いので、それでストレスを感じることは無く、どちらかと言えば快適に撮影できると思います。
AFが迷わなければ、ですが(-_-;)
それから、ピントの精度ですが、僕の場合は、K-3でAF微調整+1にしています。
これ、個体によって少し誤差があるようです。
まぁ、サービスセンターに持ち込めば、しっかりと調整してくれるのですが、それも面倒だしカメラで調節できるからいっかってことで。
もし、ぼやけた写りしかしないと思ったら、AF微調整すれば綺麗になる可能性が高いですよ。

それから、AFの延長で、マニュアルフォーカスですが、マクロレンズということもありマニュアルフォーカースは多用すると思います。
その点、このレンズはクイックシフト・フォーカス対応なので、AFで大まかに合わせて、そのままの流れでマニュアルフォーカスを使い追い込んでいくことが可能です。
わざわざマニュアルに切り替える必要も無くて、これ、本当に便利ですよね。
これに慣れると、タム9にもあればなぁと思ってしまいます。
とは言え、切り替えもそれほど面倒では無いですけど。
ただ、ピントリングを回す最初のところで、若干の遊びがあります。
これ、左右ともなんですが、もしかすると気になる人は気になるかも。
慣れの問題でもあると思うので、それほど気にすることも無く使っていますが、実際に回している時の感触は、少しザラっとした感じが指に伝わるかなと言う程度で、非常にスムーズです。
ですから、ピント合わせも結構楽ですね。さすがマクロレンズ。

あと、他のレンズには無い機構として、CLAMPスイッチが付いています。
これ、ONにするとAFが効かなくなり、合わせたピントで固定されます。
……実際には、回せば動いちゃいますけどねw
ONにしてピントリングを回せば分かりますが、少し重たくなる程度です。
Pentaxの説明には
※フォーカスクランプ機能をONにした状態で距離リングを無理に回さないでください。ピントがずれます。
と注意書きがありますけど、無理しなくても動いちゃいますから。

今のシリーズとはレンズの外観というか、雰囲気が違いますので好みの別れるところかもしれませんが、そこにこだわりが無いのであれば、非常に使いやすくて癖も無く、良いレンズだと思います。
ほんと、散歩に持ち出して、気ままにシャッターを切る。
おっ!と思えば、近づいて撮ることも出来る。
そんなレンズですよ。

だから、僕の使い方としては、等倍マクロというより、ハーフマクロの上位版という位置づけで、どこまでも寄れる中望遠レンズ(フルサイズなら標準レンズ)という感覚です。
そうそう、このレンズ古いレンズではあるのですが、フルサイズ対応レンズということで、K-1の登場と共に見直されているようですよ。
たしかに、フルサイズだと本当に標準レンズの範疇だし、使いやすいのかもしれないですね。
将来はK-1で!と思っている人も、このレンズだったら買っても無駄にはなりません。
等倍はあまり撮らないけど、それなりにマクロ写真は撮ってみたいというあなた、買っちゃいましょうよ。
責任は持てないけど(;一_一)

◇ smc PENTAX-D FA MACRO 50mmF2.8 (仕様)

 レンズタイプ          マクロ
 焦点距離(35mm判換算)   50mm(76.5mm)
 開放絞り値         F2.8
   最小絞り          F32
 画角            31.5°
 レンズ構成         7群8枚
 絞り羽根枚数        8枚
 最短撮影距離        0.195m
 最大撮影倍率        1.00倍
 フィルター径        49mm
 最大径 x 長さ         67.5 x 60 mm
 質量(重さ)         265g

DFA50mm macroBDFA50mm macroB

DFA50mm macroC

たんぽぽ

公園

歩道

あじさい


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