レンズ分解用ドライバーの話

今日は、レンズメンテで利用している工具の中で、ドライバーの話をしてみようかと。
僕が普段利用しているのが写真の3種類です。
右の2種類は同じじゃん。なんて思いました?

同じようなセットなんですが、右側がプラスをメインとしたセットで、真ん中のセットはマイナスをメインとしたセットになります。
カメラや時計に使われているネジはそれほど多くの種類があるわけでもなく、基本的にこの2セットあれば事足ります。
ちなみに、プラスが#1,#0,#00の3種類で、マイナスが3.0mm,2.3mm,1.8mm,1.6mm,1.4mm,1.2mm,1.0mmの7種類となります。
カメラでマイナスの細手を使うことはあまり無いですね。
それと、プラスの方は#1と#0が両方のセットに入っているのですが、これはグリップの太さが違います。
少し力が要りそうな時は太めのグリップの方を使い、繊細な部分では細めのグリップを使う。
そんな感じで使い分けてます。
で、本来はこれだけあれば十分なわけですが、何故か左のドライバーセットがあるわけです。
まぁ、パソコンをバラす時とか特殊なネジを使っていることが多いので、それ用のドライバーが必要ということもあるのですが、それ以外にもレンズを分解する時に重宝してます。
このドライバーセットAmazonではあまり良くない評価もあったのですが、いざ自分で使ってみると、わりと刃先も確りしていて今のところ不満は無いですね。

さて、なぜこのドライバーセットがあるのかということですが、古いレンズになってくると、ネジが固着して動かないことがよくあります。
そんな時、ネジを緩めるためのオイルを使ってみたり、エタノールを沁み込ませて数日放置したりとしているわけですが、錆びついているネジでなければ、ネジ山を潰さないように回し始める最初の瞬間に大きな力を加えてやるとミシっとか音がして緩んでくれます。
ただ、ネジのサイズとドライバーが合っていないとか、じわじわ回すのはダメです。
これをすると、ネジ穴をなめてしまうことになりかねません。 ← 山ほど経験済み(-_-;)

その一瞬の力を加えるという動作は、右側の2セットでは無理です。
何故って、あまりにもグリップが細すぎますから。
そのためにこのドライバーを使ってます。
このドライバーはグリップの所に穴が開いていて、その穴にシャフトを差し込むとT字型になるわけです。
こんな感じ。

この形状であれば、掌で包み込むように握り、下に押し付けながら一瞬の力を回転に加えることができるわけです。
最近は、精密ドライバーで緩まないネジでも、この方法で7割ぐらい緩めることができてます。
そうはいっても、無理はしない方がいいですよ。
小さなネジなので、ネジ山をなめてしまうと悲惨なことになりますから。
これは無理だとか危なそうだと思ったら、エタノール等で時間をかけてネジに詰まっている汚れを溶かしましょう。
もしどうしても 挑戦する!ということであれば、自己責任でお願いしますね^^;

«    »

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ